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灯火漫筆におもう [魯迅]

魯迅に灯火漫筆という文章がある。
魯迅はそこで当時の状況をふまえ中国の歴史についてのべる。
「中国人は昔から、人間の価値をかち取ったことがない。たかだか奴隷にすぎなかった。そして今もって同様である。」と書いた。
「いや、奴隷以下であった時代も、珍しくなかった。」という。

きれいごとの好きな学者たちが、どんなに飾り立てて、歴史を書くときに、「漢族発祥の時代」「漢族発達の時代」「漢族中興の時代」などと、立派な題を設けようと、好意はまことに有難いが、措辞(そじ)があまりにもまわりくどい。もっと、そのものズバリの言い方が、ここにある―
 一、奴隷になりたくてもなれない時代
 ニ、当分安全に奴隷になりおおせている時代
と魯迅は書いた。

ひるがえってわが邦はどうだろう。

明治以降、太平洋戦争がおわってもなお、
 一、奴隷なのに、それにきづいていない時代
が延々とつづいているのではなかろうか。

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